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美人モデル

これまで付き合ってきた中で、ピカイチ綺麗で従兄妹の恭子と甲乙付け難かったのが、モデルの美智子だ。
一緒に腕を組んで歩くと、男はもちろん女もすれ違いざまに振り向く時が多く、皆、おー!とか、綺麗な人ねー!
と感嘆の声をあげる。

僕は誇らしかった、何処に連れて行っても紹介してくれとか、もう、やったのかとか、悪友たちが隙あれば狙っているような素振りで聞いて来るのが可笑しかった。
美智子から誘ったら断れる男はほとんどいないと思うぐらい輝いていた。

michi.jpg



サロンの所属する研究団体のパーティーが帝国ホテルである時、大勢の招待客でごった返し、僕は一息付けにラウンジでティータイムと洒落込んでいた。
その隣に優雅なパーティードレスを着た美人が座ってコーヒーをオーダーした。

僕はてっきり同じパーティーに来たのかと思い、どちらのヘアーサロンにお勤めですか?と聞いてみたら怪訝な顔をするので勘違いに気が付き、失礼を詫びた。どうやら別口のパーティーだったらしい。
僕は気まずさに立ち上がり、レジで彼女のコーヒー代も支払ってパーティー会場に戻ると宴もたけなわで団体のカリスマ的会長が今後の我団体の展望や飛躍について語って歓声が上がり拍手のあと一本締めで散会した。

いささか酔ったのと業界の先輩や偉い先生方と背伸びして会話したので精神的に疲れていたので、寄り道しないで帰るつもりでロビーを横切ろうとしたら、ソファーにすでにパーティードレスを着替えてミニスカートから伸びる長い綺麗な足を優雅に組んで微笑んでいる彼女がいた。
ロビーにいる男たちは皆目を奪われている。彼女は真っ直ぐに僕を見て言った。
「先ほどはご馳走様、でも奢ったまま何も言わないで去るなんて反則よ。」
僕はまた失礼を詫びたが、彼女の目は笑っている。
良かったら飯でも食べますか?駄目もとで誘って見た。
クスッ!と笑ってブランドの大きめなバッグを持って無言で立ち上がった彼女はヒールのせいもあるが、僕と同じくらい背が高い。
「私、美智子、一応モデルしてます。」
只者ではないと思ったが、着こなし、身のこなしは、やはりモデルのそれだったか。
僕はM、美容師やってますと言うと
「その体格で美容師?と笑った。」
職業柄、スーツのような厚手の服の上から見ても盛り上がった筋肉は分かるらしい。
「何処に連れてってくれるの?」と僕の左腕につかまって「凄い筋肉!」と見上げた。
その頃になると招待客や先輩たちも入り口ロビーに出て来始めたので、面倒にならないうちに足早に帝国ホテルを後にして、有楽町から山手線で池袋のサンシャイン60のスカイレストランに行く事にした。

サロンのオーナーが行き付けで僕も5回は行っているのでウェイターも顔見知りだ。
今日のパーティー会場だった帝国ホテル近くの新橋や有楽町からなら顔見知りは池袋までは来ないと踏んだからだ。しかも雰囲気は最高だ。
池袋駅東口からタクシーにはワザと乗らずサンシャイン通りを腕組んで歩いた。
肌が合うのか腕を組んでも違和感が無い。
何故か合わない女性とは腕を組んでもぎこちなくてしっくり来ないものだが、美智子は吸い付くばかりに自然だ。

すれ違うカップルの男が美智子を振り返ると、隣にいる女が引っ張って怒る(笑)

レストランでは僕がステーキ中心のディナー、美智子がシーフードのディナーを注文してワインは白にした。
いつ来ても安くは無いが、値段を裏切らないほど美味しい。
美智子とは初めてのディナーなのにお互いの皿を交換し合ったりして食事と自分たちの境遇について話をしあった。

帝国ホテルを出てから歩いたのでパーティーの酔いは醒めていたが、ワインで少し気分が良くなった程度の酔い方だったので、踊りにでも行くかい?と聞いたら
「いくいくぅ」ともう恋人同士のようだ。
レストランを出る時、ウェイターにオーナーには内緒ねとウインクしておいたが、話好きだから言うだろうな。


サンシャイン通りの手近なところにディスコがある。
もう食い物はたくさんだったので、ウィスキーの水割りを飲みながら踊った。流石に美智子はモデルだけにリズム感は良いし、足が長いからさまになる。
踊り疲れた頃のチークタイム、青い影やメリージェーンで美智子は遠慮無く抱き付いてくるので気持ちがいい。
いい匂いだ。
頃合をみて帰ろうかと促し、ディスコの階段を上がると来る時は開いていた通りの店もほとんどシャッターが閉まっていた。

大塚駅近くのワンルームマンションに住んでいると言う美智子とは池袋でお別れだからゆっくり歩道を腕組んで歩いていると、2人組の酔っ払いが、「よっ!お姉ちゃん。」と声を掛けるが、相手にしない。

池袋で別れる時、美智子が千切ったメモ帳に電話番号を書いて僕にくれた。
「必ず電話してね!」と手を振って行った。

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Author:mnozinsei
ヘアースタイリストM

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美容師の世界で生きている格闘技と釣り好きなMの自分史。
現在と過去の時代が前後交錯しますが、これまでの人生を思い出すままに書き綴ります。
関東在住♂






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